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インビザライン・ファーストとは?歯の生え変わり時期に最適な治療法

こんにちは。群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」です。

小学生

インビザライン・ファーストとは、こどもの歯並びを整えるための新しい選択肢です。透明で取り外し可能なマウスピースを使用して、痛みを最小限に抑えながら歯列を整えます。

今回は、インビザライン・ファーストのメリットやデメリット、治療の流れ、費用について詳しく確認しましょう。

インビザライン・ファーストとは?

インビザライン・ファーストのマウスピースをつける子供

インビザライン・ファーストとは、こどもの歯並びを整えるための矯正治療方法です。透明で取り外し可能なマウスピースを使用して、こどもの顎の骨を拡大しながら歯を徐々に移動させ、歯並びを整えます。

特に、乳歯から永久歯に生え変わる時期のこどもに適しており、6歳ごろから治療可能とされています。

従来の小児矯正では、顎の骨を拡大して歯を並べるスペースを確保したあと、歯を移動させて歯並びを整えていました。インビザライン・ファーストは、顎の骨の拡大と歯並びの調整を同時に行えます。ほかの矯正方法にはない、インビザライン・ファーストの最大の特徴といえるでしょう。

インビザライン・ファーストの4つのメリット

インビザライン・ファーストのメリットイメージ

インビザライン・ファーストのメリットは、以下のとおりです。

痛みが少ない

インビザライン・ファーストは、こどもの敏感な口腔環境に配慮し、痛みを最小限に抑えるように設計されています。柔らかくなめらかな素材を使用しているので、矯正中の不快感を軽減できるでしょう。

日常生活におけるストレスを感じさせず、こどもたちが快適に過ごせるよう工夫されています。

取り外しできる

インビザライン・ファーストは、取り外しが可能です。食事や歯磨きの際にマウスピースを簡単に外すことができるので、口腔衛生を保ちやすくなります。

定期的な清掃も容易に行えるため、矯正治療中でも清潔な口内環境を維持することが可能です。

目立たない

インビザライン・ファーストは、従来の矯正装置と比較すると目立ちません。矯正治療中の見た目にコンプレックスを感じることなく、歯並びを整えられるでしょう。

日常生活への影響が少ない

インビザライン・ファーストは、こどもたちの日常生活にほとんど影響を与えません。マウスピースは食事や歯磨きの際に簡単に外せるため、日々生活における不便さを最小限に抑えます。

将来的に歯列不正が発生することを予防できる

インビザライン・ファーストでは、顎の骨をしっかりと拡大できます。こどもに限らず、歯列不正は歯が並ぶためのスペースが足りないことが原因の場合が多いです。

顎の骨を拡大して歯がきれいに並ぶためのスペースを確保できるので、将来的に歯列不正が発生することを予防できるでしょう。

成人後に矯正治療が必要になることはあるかもしれませんが、大きな歯の移動や抜歯は不要な場合が多いです。

インビザライン・ファーストの3つのデメリット

インビザライン・ファーストのデメリットイメージ

インビザライン・ファーストのデメリットは、以下のとおりです。

治療費が高い

インビザライン・ファーストの治療には、基本的に保険が適用されません。全額自己負担しなければならないので、費用が高額になります。

さまざまな理由で治療期間が延びた場合は、さらに費用がかかることも考えられます。継続して治療を受けることが可能かどうか、よく検討する必要があるでしょう。

お子さまの協力が必要である

インビザライン・ファーストのマウスピースは、1日20〜22時間装着する必要があります。装着時間が短いと十分な効果が得られず、予定よりも治療期間が長引くでしょう。

ご自宅にいるときは保護者の方が装着できているか見守れますが、学校に行っている間はお子さま自身でマウスピースの着脱を行い、歯磨きやマウスピースの洗浄をしてから再装着しなければなりません。

成人後に矯正治療が必要になることがある

インビザライン・ファーストは顎の骨を拡大しながら歯並びを整える治療ですが、終了後も口腔内の環境は変化します。大人になってから歯並びが乱れる可能性もあるでしょう。

美しく整った歯並びを目指す場合は、マウスピース矯正やワイヤー矯正など、成人の矯正治療を受ける必要があります。

ただし、上述したとおりインビザライン・ファースト治療を受けていれば、大きな歯の移動や抜歯を伴わずに治療できる場合が多いです。治療期間や費用など、患者様への負担は少ないでしょう。

インビザライン・ファーストは何歳から?

小学生のおんなのこ

インビザライン・ファースト治療は、特に6〜10歳のこどもに行います。乳歯から永久歯への移行が進む重要な段階で、歯並びの問題が顕著になりやすいためです。

また、顎の骨の成長が完了すると、顎の骨の拡大は効率的に行えないでしょう。早期に矯正治療を開始することで、顎の骨の成長をコントロールできます。

ただし、身体年齢だけで治療できるかどうかを判断することはありません。口腔内や生え変わりの状況を考慮して、歯科医師が判断します。

インビザライン・ファーストの治療の流れ

インビザライン・ファーストの治療の流れイメージ

インビザライン・ファーストの治療の流れを確認しましょう。

カウンセリング・治療計画の立案

インビザライン・ファーストの治療を始めるまでには、いくつかのステップがあります。まず、専門の歯科医師によってカウンセリングが行われるでしょう。こどもの口腔内の状態を詳細にチェックします。

次に、歯の状態や顎の構造を正確に把握するために、デジタルスキャンを行います。検査で得たの情報をもとに、個々のこどもに合わせた治療計画を立てるのです。治療の目標や期間、必要なマウスピースの枚数などが決定されます。

マウスピースの作成と調整

インビザライン・ファーストでは、こどもの口内をデジタルスキャンし、個々の歯並びに合わせたマウスピースを作成します。マウスピースが完成したら、インビザライン・ファーストの治療を開始しましょう。

1日20〜22時間装着し、1〜2週間に一度マウスピースを交換して歯並びを整えます。

定期的なフォローアップ

インビザライン・ファーストの治療では、定期的なフォローアップが重要です。こどもの歯の動きと顎の骨の成長を確認するため、数週間ごとに歯科医師の診察を受けます。

治療の進行状況を評価し、必要に応じてマウスピースの調整が行われるでしょう。治療が計画どおりに進むようにサポートしするのです。

リテーナーによる保定

インビザライン・ファーストに限らず、矯正治療後はリテーナーという保定装置を装着して、歯の位置を固定する期間が必要です。矯正治療後の歯は不安定なので、何も装着せずに過ごすと歯がもとの位置に戻る後戻りを起こします。

リテーナーによる保定は、2年程度とする歯科医院や、歯並びを整えるのにかかった期間と同程度とする歯科医院があります。歯科医師の指示に従って、適切にリテーナーを装着しましょう。

インビザライン・ファーストの治療期間

インビザライン・ファーストの期間イメージ

インビザライン・ファーストの平均的な治療期間は、6か月〜2年です。

ただし、歯の状態や成長の速度によって治療期間は異なります。こどもの歯の生え変わりの進行具合や、歯並びの複雑さも、治療期間を左右するでしょう。

インビザライン・ファーストの費用

インビザライン・ファーストの費用イメージ

インビザライン・ファーストの費用は、300,000〜500,000円が相場です。

ただし、自費診療なので歯科医院が自由に費用を設定できます。治療を受ける歯科医院によって、費用は大きく変動するでしょう。

また、歯並びの乱れの重症度やマウスピースの装着時間なども費用に影響を与えます。実際に必要な費用は、治療を受ける予定の歯科医院を受診して確認するとよいでしょう。

まとめ

仲のいい親子

今回は、インビザライン・ファーストとは何かを解説しました。インビザライン・ファーストは、顎の骨を拡大しながらこどもの歯並びを整える革新的な治療法です。

痛みが少なく、日常生活に大きな影響を与えないことが大きな特徴でしょう。透明なマウスピースは目立ちにくく、治療期間を快適に過ごせます。将来的に矯正治療が必要になる可能性を低減できるなど、さまざまなメリットがある治療です。

しかし、どのような治療法にもデメリットがあります。治療費用が高額であること、お子さまの協力が得られなければ十分な効果が出ないことなども考慮して、治療を検討する必要があるでしょう。

インビザライン・ファーストを検討されている方は、群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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