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インビザライン・ライトとは?5つのメリットと治療できる症例を解説

こんにちは。群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」です。

インビザライン・ライトをする女性

インビザラインにはさまざまな種類があり、ご自身の歯並びにあった治療法を選択できます。

なかでも、インビザライン・ライトとは軽度の歯の乱れに適応される治療法で、適応となれば短い治療期間で歯並び・噛み合わせを整えることが可能です。

今回は、インビザライン・ライトとはどのような治療法なのか解説します。メリット・デメリットや治療の流れ、治療期間、費用なども解説しますので、インビザライン・ライトでの矯正治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

インビザライン・ライトとは?

インビザライン・ライトを行う女性

インビザライン・ライトとは、軽度の歯の乱れに適応される治療法です。前歯から奥歯まですべての歯を移動させることができます。

ただし、使用できるマウスピースの枚数が14枚までと限られているため、歯を大きく動かす必要がある症例には対応できません。マウスピースの追加は、2回まで行うことが可能です。

インビザライン・ライトは、前歯の審美性の改善に重きをおきながら、噛み合わせの改善が必要な症例に向いている治療法といえるでしょう。

インビザライン・ライトの5つのメリット

インビザライン・ライトのメリットイメージ

インビザライン・ライトのメリットは、以下の5つです。

  • 審美性を保ったまま治療できる
  • 取り外しができる
  • 治療費が安い
  • 治療期間が短い
  • すべての歯を対象としている

それぞれ詳しく解説します。

審美性を保ったまま治療できる

インビザライン・ライトをはじめとしたインビザライン治療では、薄い透明のマウスピースを装着して治療を行います。

ワイヤー矯正のように目立つ装置を使用しないため、矯正していることを周りに気づかれにくいです。接客業や営業の方など、人との接触が多い方でもはじめやすい治療法といえるでしょう。

取り外しができる

インビザライン・ライトで使用するマウスピースは、取り外しができるため、ふだんどおりに食事やブラッシングができます。ふだんどおりの生活ができるため、治療による負担が少ないでしょう。

治療費が安い

インビザライン・ライトは、インビザライン・コンプリヘンシブよりも安い費用で治療ができます。使用できるマウスピースの枚数が14枚までと限られているため、インビザライン・コンプリヘンシブよりも安いのです。

治療期間が短い

歯列矯正は、虫歯や歯周病治療と比較して治療期間が長く、定期的に通院しなければなりません。なかには定期的な通院を負担に感じる方もいるでしょう。

ワイヤー矯正の治療期間は1〜2年程度、インビザライン・コンプリヘンシブの治療期間は1年半〜3年程度といわれています。

一方、インビザライン・ライトの治療期間は、3〜7か月程度です。インビザライン・ライトが適応となれば短期間で治療が完了するため、少ない負担で歯並びを整えることができるでしょう。

すべての歯を対象としている

インビザライン・ライトは、前歯はもちろん、奥歯まですべての歯が対象です。前歯の歯の乱れを整えながら、奥歯の噛み合わせを整えることや歯列を拡大することもできます。

前歯の歯並びを整えると同時に、奥歯の歯並びや噛み合わせも治したいと考えている方に適した治療法といえるでしょう。

インビザライン・ライトの3つのデメリット

インビザライン・ライトのデメリットイメージ

インビザライン・ライトのデメリットは、以下の3つです。

  • 自己管理が必要である
  • 使用できるマウスピースの枚数に限りがある
  • 治療できる症例が限られている

それぞれ詳しく解説します。

自己管理が必要である

インビザライン・ライトは、取り外しができる分、自己管理ができていないと十分な矯正効果を得ることができません。

インビザライン・ライトは、マウスピースを装着することによって歯を移動させます。マウスピースは1日20〜22時間以上装着しなければなりません。

装着時間を守らないと歯が計画どおりに動かず、治療期間が延びてしまい、思うような結果が得られない可能性があるでしょう。

使用できるマウスピースに限りがある

インビザライン・ライトで使用できるマウスピースの枚数は14枚までです。

インビザラインでは、歯が治療計画どおりに動いていない場合、マウスピースを追加してズレを修正するリファインメントと呼ばれる処置を行います。インビザラインでリファインメントを行うことは珍しくなく、2〜5回程度行うケースが多いでしょう。

インビザライン・コンプリヘンシブは、マウスピースの枚数に制限がなく、理想の歯並びにするために繰り返しリファインメントを行うことが可能です。

一方、インビザライン・ライトは、リファインメントを行える回数が2回までと制限があります。歯が計画どおりに動かなかった場合など、トラブルが生じたときに対応しにくい点は大きなデメリットといえるでしょう。

限られた枚数のなかで歯並び・噛み合わせを整える必要があるため、知識や技術力がある歯科医師のもとで治療することが大切です。

治療できる症例が限られている

上述したとおり、インビザライン・ライトで使用できるマウスピースの枚数は14枚までです。使用できるマウスピースの枚数に限りがあるため、適応される歯並び・噛み合わせも限定されます。

インビザライン・ライトは、軽度に乱れた歯並びやすきっ歯など、大きく歯を移動させる必要がない症例に適した治療法です。抜歯が必要となる場合や重度の歯の乱れを治療したい場合はインビザライン・ライトでの治療は難しい場合がほとんどでしょう。

インビザライン・ライトで治療できる症例

すきっ歯の女性

上述したとおり、インビザライン・ライトで治療できる症例は限られています。

インビザライン・ライトで治療できる症例は、以下のとおりです。

軽度のすきっ歯

すきっ歯とは、歯と歯の間にすき間が空いている状態です。インビザライン・ライトでは、奥歯の噛み合わせも整えることができるため、軽度のすきっ歯であれば奥歯からすき間を埋めて歯並び・噛み合わせを整えることができます。

ただし、使用できるマウスピースの枚数に限りがあるため、歯と歯の間のすき間が広く、移動距離が大きい場合はインビザライン・ライトでの治療は適応外となるでしょう。

軽度の叢生

叢生とは、歯が並ぶスペースが不足して歯と歯が重なり合って生えている状態です。歯が重なり合っている状態でも、軽度の場合はインビザライン・ライトが適応となるケースがあります。

前歯が1本だけ傾いている場合や少しだけ重なり合って生えている場合など、奥歯の噛み合わせに大きな問題がなく、前歯を数本だけ整える程度の症例であれば、インビザライン・ライトで治療できるでしょう。

後戻り矯正

後戻りとは、矯正治療が完了して整った歯並びが元の状態に戻ることです。矯正治療後に保定装置(リテーナー)の装着を怠ると後戻りを引き起こします。

インビザライン・ライトでは、矯正治療後の軽度の後戻りであれば改善することが可能です。インビザライン・ライトで再治療することで、後戻りした歯並びを再び整えることができます。

ただし、インビザライン・ライトで歯並びを整えたあとは、必ず保定期間が完了するまで保定装置を装着しましょう。

インビザライン・ライトの治療の流れ

インビザライン・ライトの治療の流れイメージ

インビザライン・ライトの大まかな治療の流れは、以下のとおりです。

  • カウンセリング
  • 精密検査・治療計画の提案
  • マウスピースの作製
  • 治療開始
  • 保定期間・定期検診

それぞれ詳しく解説します。

カウンセリング 

歯列矯正を開始する前にカウンセリングを行います。

カウンセリングでは、ご自身の歯並びや噛み合わせで気になることや、治療に関する疑問、理想の歯並びなどをうかがいます。検討している矯正治療のメリットやデメリット、大まかな費用などを確認できるでしょう。

カウンセリングでは、歯科医師の治療に対する考え方や歯科医院の雰囲気を確認することも重要です。

精密検査・治療計画の提案

矯正治療は、精密検査後、治療計画をしっかりと立ててから治療を開始します。精密検査の内容は歯科医院によって異なりますが、レントゲン写真や口の中の写真、顔の写真などを撮影する場合が多いです。

インビザライン・ライトでは、歯並びを専用のスキャナーで読み取り、シミュレーションをもとに治療計画を策定します。そのため、専用のスキャナーで口の中の状態をスキャンする必要があるのです。歯科医師は集めた資料とシミュレーションを見ながら、治療計画を立てていきます。

治療計画が完成したら、治療開始前から治療完了までの歯並びの変化や治療期間・費用の目安などの詳しい説明があります。治療計画や費用の説明を受け、しっかりと納得したうえで治療を開始しましょう。

マウスピースの作製

インビザライン・ライトのマウスピースを作製します。

インビザラインのマウスピースは、アライン・テクノロジー社にデータを送信すると治療完了までのすべてのマウスピースが作製される仕組みです。マウスピースは発注後、2週間前後でできあがります。

治療開始

インビザライン・ライトのマウスピースは1〜2週間に1回の頻度で新しいものに交換しなくてはいけません。交換は、ご自身で行います。

ただし、マウスピースが適切に装着できているか、歯並びにトラブルが起きていないかなど定期的な確認が必要です。通院した際に、追加で新しいマウスピースを渡されるケースが多いでしょう。通院は、1〜2か月に1回の場合が多いです。

保定期間・定期検診

インビザライン・ライトで歯並びが整ったら保定期間に入ります。

矯正治療後は、歯と骨がしっかりと結合していないため不安定な状態です。そのため、歯並びが安定するまでの期間は、保定装置を装着して歯が元の位置に戻らないように固定する必要があります。保定期間は、半年〜1年程度かかるケースが多いです。

保定期間中は定期的に歯科医院を受診して歯並び・噛み合わせに変化がないか確認します。

インビザライン・ライトの治療期間

インビザライン・ライトの治療期間イメージ

インビザライン・ライトの治療期間は3〜7か月が目安です。マウスピースの枚数が14枚までと限られているため2週間に1回の頻度でマウスピースを交換した場合、最大7か月で治療が完了します。

ただし、リファインメントを行なった場合やマウスピースの装着を怠った場合には治療期間が延びるでしょう。

ワイヤー矯正の治療期間が1〜2年程度、インビザライン・コンプリヘンシブの治療期間が1年半〜3年程度であるため、インビザライン・ライトは短期間で歯並びを整えられる治療法といえます。

インビザライン・ライトの費用

インビザライン・ライトの費用イメージ

インビザライン・ライトの費用相場は300,000〜600,000円程度です。

ワイヤー矯正は600,000〜1,500,000円程度、インビザライン・コンプリヘンシブが800,000〜1,000,000円程度が相場といわれています。そのため、インビザライン・ライトは、ほかの治療法よりも安い費用で治療を受けられるのです。

インビザライン・ライトをはじめとした歯列矯正は、保険適用外の自由診療が一般的です。歯科医院によって費用は異なるため、カウンセリングなどで確認しましょう。

装置代のほかに精密検査料や診断料、調整料などが別で必要になる歯科医院や、追加料金がかからないトータルフィー制度を採用している歯科医院もあります。トラブルを回避するためにも治療前に必ず確認しましょう。

まとめ

インビザライン・ライトのマウスピース

今回は、インビザライン・ライトとはどのような治療法なのか解説しました。

インビザライン・ライトは奥歯を含めた全体の歯並びを整えることができる治療法です。使用できるマウスピースの枚数が14枚までと限られているため、ほかの治療法に比べて治療期間が短く、費用も安いです。

しかし、歯並びや噛み合わせによっては、適応外になるケースも少なくありません。使用できるマウスピースの枚数に限りがあるため、軽度の歯並びの乱れなど歯を移動させる距離が短い症例に適した治療法といえます。

ご自身の歯並びがインビザライン・ライトで治療できる症例か気になる方は、歯科医院を受診して確認してもらうとよいでしょう。

インビザライン・ライトを検討されている方は、群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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