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インビザラインで歯が動いている気がしないのはなぜ?原因と対処法とは

こんにちは。群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」です。

二個のマウスピース

インビザライン矯正を受けている最中に「もしかして失敗?」「歯が動いている気がしない」と不安に思っている方もいるのではないでしょうか。インビザラインのマウスピース1枚で動かせる歯の距離は約0.25〜0.35mm、1か月にすると0.5〜1mm程度とわずかです。

個人差があるものの、数か月では効果を実感できないことがあります。また、マウスピースの装着時間をきっちり守らないと、当初の治療計画通りに歯を動かせません。

今回は、インビザラインで歯が動いている気がしない原因や、歯が動きやすい人の特徴などを解説します。

インビザラインで歯が動かないことはある?

インビザラインで歯が動かないことはあるかイメージ

個人差があるものの、インビザライン矯正で歯が動かないケースもあります。歯根膜がなくなっていたり、歯を動かすスペースがなかったり、歯が動かない原因はいくつか挙げられますが、最も多いのはマウスピースの装着時間の不足です。

インビザライン矯正で使用するマウスピースは患者様本人で取り外しが可能です。自由に外すことができますが、矯正力が加わって治療が進むのはマウスピースを装着している時間だけです。矯正の治療時間が足りなくなりやすいので注意しなければなりません。

また、マウスピースの装着時間を守っても、歯が動いたと実感できるかどうかには個人差があります。1か月で歯の動く距離は0.5mm~1mmと短く、効果を実感できるまでには2か月から約1年程度かかると覚えておきましょう。

インビザラインで動いている気がしない原因

インビザラインで動いている気がしない原因イメージ

インビザラインで使用されるマウスピースは、理想の歯並びに近づけて作製するため現在の歯並びにピッタリ合うわけではありません。

1日に20〜22時間程度装着し続けることにより少しずつ歯を動かしますが、上述した通り1枚のマウスピースで動かせる距離は0.25mm程度です。インビザライン矯正の効果を実感するためには、ある程度の時間が必要です。

また、下記に心当たりがある場合は、歯が動きにくくなっている可能性があるので注意しましょう。

マウスピースの装着時間を守っていなかった

インビザラインは弱い力を継続的に加えることで歯を動かすため、マウスピースの装着時間は1日20〜22時間以上必要です。基本的に食事と歯磨き以外の時間は装着しなければならないため、外している時間が長くなると当初の治療計画よりも歯が動きません。

月に1回程度つけ忘れたり装着時間を守れなかったりしただけであれば、特に問題はありません。週に1回、3日に1回など、頻繁につけ忘れてしまうと歯が動きにくくなるので、マウスピースの装着時間は厳守する必要があります。

チューイーを使用していなかった

チューイーと呼ばれる道具を使用すると、歯とマウスピースをしっかり密着させられます。チューイーを使用しなければ、マウスピースが歯列に密着せず適切な矯正力がかかりません。チューイーを噛んで、歯とマウスピースをしっかり密着させましょう。

歯に適切な力が加わらなければ矯正の効果を得られず、治療計画通りに歯を動かせなくなる恐れがあります。

アタッチメントが外れていた

インビザラインでは、アタッチメントと呼ばれる補助装置を使用するケースがあります。マウスピースと歯のフィット感を高め、歯を動かしたい方向に移動させるためには、アタッチメントは欠かせません。

しかし、治療終了後は外すので接着力が弱く、マウスピースの着脱により外れることがあります。また、アタッチメントが歯の色に近いため、外れてしまったことに気づかない方もいます。

矯正の効果を得るためにも、アタッチメントが外れていないか、お手入れの際にこまめにチェックしましょう。

マウスピースが破損している

正しく保管・洗浄できていないことなどが原因で、マウスピースが変形・破損することがあります。その場合、適切な力を加えられず、治療計画通りに歯が動きません。

また、計画とは異なる方向に歯が動いてしまう可能性があります。

お口周りの癖がある

頬杖をつく、横向き・うつぶせ寝をする、歯ぎしり・食いしばりなど、お口周りの癖は、歯に強い力を加えます。矯正力以外の力が歯に加わり、治療計画通りにはが移動しなくなる可能性があるでしょう。

無意識に行っていることが多いものの、矯正後も続くと動化した歯が元の位置に戻ってしまう後戻りを引き起こす原因になります。頬杖などは意識すれば改善が期待できますが、どうしても癖を治せない場合は担当の歯科医師に相談しましょう。

アンキローシスの影響

アンキローシスとは、何らかの影響で歯の根元を覆う歯根膜を失い、歯根と骨が直にくっついている状態です。インビザラインに限らず、矯正治療では歯根膜の働きを利用して歯を移動させます。

インビザラインで矯正力を加えても歯が動かないので、歯が動いていると感じることはできないでしょう。

インビザラインで歯が動いている気がしない場合の対処法

インビザラインで動いている気がしない場合の対処法イメージ

矯正治療の効果を実感したい場合は、下記の対処法を試してみましょう。

マウスピースの装着時間や交換時期を守る

インビザラインでは、マウスピースを1日20〜22時間以上装着し、定期的に新しいものに交換することで歯を動かします。インビザライン矯正を治療計画通りに完了するためには、日々の装着時間と交換時期を厳守することが重要です。

歯科医師の指示に従わず、自己判断で交換時期を変えてしまうと、スムーズに歯が動かず理想の歯並びを手に入れられなくなるかもしれません。装着時間や交換時期を守る自信がない場合は、カレンダーや手帳にメモしたり、マウスピースの管理ができるアプリを利用するのも有効な手段です。

正しく装着する

インビザライン矯正では、チューイーを使用してマウスピースを正しく装着することが重要です。前歯から奥歯に向かって指でしっかりマウスピースを密着させたら、チューイーも同様に前歯から奥歯に向かって均等に噛みましょう。

インビザラインを開始した時やマウスピースを交換したばかりの時は、マウスピースが浮きやすいのでチューイーをしっかり噛むことが重要です。

マウスピースを正しく外す

歯をスムーズに動かすためには、マウスピースの外し方にも注意しなければなりません。マウスピースを外す時は、左右どちらかの奥歯の内側に指をひっかけます。指をひっかけた後は、上のマウスピースは下に、下のマウスピースは上に持ち上げ、前方へ引っ張るように外しましょう。

無理に強い力で外そうとすると、矯正装置が破損する可能性があるため注意してください。

担当医に相談する

歯が動いている気がしなくて不安な場合は、担当の歯科医師に相談するとよいでしょう。相談すれば不安を解消できるだけでなく、現在の口腔内の状態を診察して、問題が起こっていないか、本当に歯が動いていないのかなどを確認します。

また、マウスピースを紛失・破損した場合も、速やかに相談しましょう。

オーソパルスを導入する

インビザライン矯正とともに、オーソパルスを使用するのも歯をスムーズに動かすために効果的です。オーソパルスは光の波長で細胞活性を促す装置で、1日1回10分使用することで歯の動くスピードを促進させます。

オーソパルスを併用する場合、追加料金が必要なケースが多いため注意してください。採用している歯科クリニックと採用していない歯科クリニックがあるので、気になる方は担当の歯科医師に相談してみましょう。

インビザラインで歯の動きを感じやすい人とは

患者に説明している医師

インビザラインで歯が動きやすい方には、以下の特徴があります。

新陳代謝が活発

新陳代謝が活発な方は、歯の根元を覆っている歯根膜や歯周囲の骨の代謝も活発なため、インビザライン矯正で歯を動かしやすい傾向にあります。周囲の組織の代謝が活発に行われると、歯もスムーズに移動します。

よく水分を取っていて汗をかく方や、バランスの良い食事をとっている方、睡眠の質が良い方は、新陳代謝が活発に行われているかもしれません。

歯科医師の指示をきちんと守れる

歯科医師の指示をきちんと守れる方も、歯の移動がスムーズに進みやすいでしょう。特に、マウスピースの管理方法や装着時間に関する指示をしっかり守れるかが重要なポイントです。

大切なマウスピースの破損や変形を防ぐためには、適切な方法で管理する必要があります。装着時間や交換時期だけでなく、着脱方法や洗浄方法なども歯科医師の指示に従うようにしましょう。

歯を動かすスペースが十分にある人

インビザライン矯正は、歯を適切な位置に移動させるために行います。そのため、歯を移動させるスペースがないと、歯がなかなか動きません。

たとえば、すきっ歯など元々歯を動かせるスペースがある場合は、歯の移動がスムーズに行える傾向があります。

舌や口元に悪い癖がない

舌や口元に悪い癖がない方も、歯が動きやすいです。歯の動きに影響を与えるとされる舌や口元の悪い癖は、以下の通りです。

  • 舌で歯の裏を押す
  • 頬杖をつく
  • 横向きやうつ伏せで寝る
  • 口呼吸をする
  • 歯ぎしりや食いしばり

上記のような悪い癖のない方は、悪い癖のある方に比べ歯を動かしやすい傾向にあります。

無意識で行っているため、患者様自身は悪い癖について自覚していないかもしれません。悪い癖の有無が気になる場合は、家族や友人など、身近な方に聞いて確認してみるとよいでしょう。

歯の動きはいつ頃感じられる?

歯の動きを感じられる時期イメージ

個人差はありますが、早い方では治療開始から2か月程度で歯が動いていることを実感できます。歯の動くペースは1か月に0.5mm〜1mm程度なので、効果を実感できるまでに1年程度かかる方もいます。

矯正で歯が動いていると実感できない方は、マウスピースの装着時間が短かったり、チューイーを使用せずに装着していたりすることが多いです。治療計画通りに歯が動いていることを実感したい方は、歯科医師の指示を守るようにしましょう。

まとめ

歯並びが綺麗な女性

今回は、インビザラインで歯が動いている気がしないと感じる原因や対処法について解説しました。インビザライン矯正中は、マウスピースの装着時間の不足やアタッチメントの脱落、患者様の日常的な癖が原因となり、歯の動きを実感できないケースもあります。

また、個人差があるものの、歯が動いていると実感できるまでには早くて2か月、遅いと1年程度の時間が必要です。治療開始から数か月たっても歯が動いていないと感じるなら、一度歯科医師に相談してみましょう。

実際に歯が動いていないこともあるので、何か違和感を覚えた時は自己判断せずに早めに担当の歯科医師に相談してください。

インビザライン矯正を検討されている方は、群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、自分の家族にできない治療はしないをモットーにさまざまな診療を行っております。ホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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