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床矯正ってどんな矯正?メリット・デメリットと費用や治療できる症例

こんにちは。群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」です。

床矯正をしている子ども

「床矯正ってどんな治療法?」「受けるメリットはあるの?」など、床矯正に関する疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。大人になってからでも矯正治療は受けられますが、子どものうちに治療をスタートさせるとさまざまメリットがあります。

この記事では、床矯正の特徴やメリット・デメリットについて解説します。床矯正で治療できる歯並びについても言及していますので、ぜひ参考にしてみてください。

床矯正とは

床矯正をしている子ども

床矯正とは、6~11歳ごろの子どもを対象とした矯正治療のことです。歯を動かす大人の矯正治療とは違い、レジンとワイヤーでできた装置を使用して少しずつ顎の骨を広げます。

永久歯が生え揃うまでの間に顎のバランスを整え、理想的な位置に永久歯が生えるように促すことが目的です。

床矯正の装置の装着時間は1日8~10時間が目安で、基本的には就寝時と日中1時間程度使用します。学校や外出先では装着する必要がないため、お子様の負担になりにくいことがメリットです。

ただし、床矯正は間接的に歯並びを整える治療のため、歯を根元から大きく動かしたり、歯並びの微調整をしたりすることはできません。そのため、歯の移動が必要な場合は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など二期治療が必要になることを理解しておきましょう。

床矯正のメリット・デメリット

床矯正のメリット・デメリットイメージ

ここでは、床矯正のメリット・デメリットについてそれぞれ解説します。

床矯正のメリット

床矯正のメリットは、以下の4点です。

痛みが少ない

歯を移動させる場合、強い痛みが出ることが多いです。床矯正では、弱い力をかけて徐々に顎の骨を広げます。お子様の成長を利用して顎を広げるので、違和感や痛みが出にくく、お子様のストレスになりにくいのがメリットです。

抜歯せずに歯並びが整う可能性がある

歯並びのお悩みで多い出っ歯や八重歯、ガタガタした歯並びの多くは、歯が並ぶスペースが足りないことが原因です。このような歯並びになっている場合、矯正治療ではスペースを確保するために抜歯することがあります。

抜歯すればきれいな歯並びになるものの、健康な歯を抜くことは大きなデメリットといえます。

床矯正では、顎の骨を広げることで、永久歯が並ぶスペースを確保します。子どものうちに顎の骨を広げると、理想的な位置に歯が並ぶ可能性が高くなるでしょう。

また、たとえ二期治療が必要になっても、土台が整っているので歯並びを微調整するだけで良くなる可能性が高いです。

虫歯や歯周病になりにくい

固定式の装置の場合、取り外しできないので食べかすが溜まり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。また、装置が粘膜に触れることで、口内炎ができたり痛みが出たりしやすいのがデメリットです。

その点、床矯正は取り外しできるため、食事も歯磨きも普段通り行えます。お口の中を清潔に保てるため、矯正治療中であっても虫歯や歯周病も予防できるでしょう。

お手入れがしやすい

床矯正は取り外しできるため、お手入れしやすいこともメリットの1つです。食事や歯磨きの際に取り外し、歯磨きと装置のお手入れを併せて行うことで、お口の中を清潔に保てます。

装置のお手入れの際は、流水下でブラッシングし汚れを取りましょう。

ただし、レジン部分を強い力で洗うと傷がつき、その部分に汚れが溜まりやすくなります。歯磨き粉などは使用せず、優しい力でブラッシングしてください。

床矯正のデメリット

床矯正のデメリットは、以下の3点です。

装着時間に結果が左右される

床矯正は取り外しできることがメリットではあるものの、装着時間が短くなると矯正の効果が十分に出ません。推奨されている8~10時間よりも装着時間が短くなると、治療期間が延びたり、思ったような効果が得られなかったりする可能性があります。

そのため、お子様にだけ装着時間を管理させるのではなく、保護者の方も一丸となって治療に挑む必要があります。装着時間をアラームなどで管理したり、装着忘れがないか声掛けしたり、サポートしてあげることが大切です。

滑舌が悪くなることがある

床矯正の装置は歯茎や顎を覆うため、違和感が出たり滑舌が悪くなったりすることがあります。毎日装着していれば、1週間程度で慣れていくことがほとんどです。

装置に慣れれば違和感や異物感は解消されますので、様子を見ながらお子様をサポートしてあげましょう。

後戻りのリスクがある

床矯正に限りませんが、矯正治療後の管理ができていなければ後戻りする可能性があります。後戻りを起こすと、歯並びが悪化して再治療が必要になることがあります。

必ず歯科医師の指示に従い、床矯正やリテーナーの装着時間を守りましょう。また、歯並びを悪化させる口呼吸や舌癖、指しゃぶりなどを改善させることも大切です。

床矯正の費用

床矯正の費用イメージ

床矯正を含めた多くの矯正治療は自費診療になるため、歯科医院によって費用が異なります。お口の状態によっても異なりますが、費用の目安は約10~40万円です。

費用が高いと感じる方もいるかもしれませんが、床矯正を適切な時期に始めれば顎のバランスが整います。二期治療なしでも歯並びが整う可能性が高くなります。

二期治療が必要になったとしても、歯が並ぶスペースを確保できているため抜歯を回避できる可能性が高く、治療期間を短縮できるでしょう。

ただし、お口の状態によって、床矯正で治療できるかどうかは異なります。また、噛み合わせの異常や先天性の疾患が認められた場合、保険の適応になる場合もあります。

お子様の状態によって費用が異なりますので、詳しく知りたい場合は歯科医院を受診しましょう。

床矯正で治療できる症例

床矯正で治療できる出っ歯の子ども

お口の状態によって治療のスタート時期は異なりますが、一般的には永久歯が生え始める6~8歳ごろに治療を開始します。適切な時期に床矯正を開始すれば子どもの成長を利用して顎のバランスが整えられるため、効率的に歯並びが整うでしょう。

床矯正で治療できる主な症例は、以下の通りです。

出っ歯

出っ歯の多くの原因は、歯が並ぶスペースが足りないことです。スペースが足りずに歯と歯が重なり、前歯が押し出されて出っ歯になるのです。

床矯正で歯列の幅を広げて歯が並ぶスペースを確保すれば、歯の重なりが解消されてきれいな歯並びに整えられるでしょう。

二期治療でも出っ歯は改善可能ですが、子どものうちに床矯正を始めれば抜歯せずに歯並びが整う可能性が高まります。

叢生(そうせい)

叢生とは、八重歯などのガタガタした歯並びのことです。出っ歯と同じく、歯が並ぶスペースが足りないことが原因だといわれています。

この場合も、床矯正で永久歯が理想的な位置に並ぶよう誘導できるでしょう。

受け口

受け口とは、上下の顎のバランスが悪く、下の歯が上の歯よりも前に出た状態のことです。反対咬合とも呼ばれ、噛み合わせが悪いことで滑舌が悪くなったり、顎関節に負担がかかったりします。

過蓋咬合

過蓋咬合とは、上下の歯を噛み合わせた際に下の前歯が見えないほど深く噛み合う状態のことです。歯がきれいに並んでいるように見えても、噛み合わせが深いので顎関節に負担がかかったり、歯が欠けたり割れたりすることがあります。

また、噛む度に下の前歯で上の前歯を突き上げるため、出っ歯になったり上の歯茎を傷つけたりすることもあるでしょう。

まとめ

床矯正で綺麗な歯並びになり笑顔になっている子ども

床矯正とは、顎のバランスを整えることで理想的な位置に永久歯が並ぶようコントロールする治療法です。大人の矯正治療とは違い、弱い力で徐々に顎のバランスを整えるため、違和感や痛みが出にくいのがメリットです。

また、装置は取り外しできるため、お子様の負担になりにくく虫歯や歯周病のリスクも下げられます。

ただし、装着時間によって治療結果が左右されるため、自己管理が必要です。お子様だけに任せるのではなく、保護者の方も協力して治療を進めましょう。

床矯正について詳しく知りたい方は、群馬県伊勢崎市にある「すずき歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、自分の家族にできない治療はしないことを意識しながら、さまざまな診療を行っております。ホームページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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