お子さまの矯正（小児矯正）
お子さまの歯並びが気になる親御さまへ
６歳頃になると、下の前歯が生え変わる時期に入ります。お子さまの歯は、まっすぐに生えてきたでしょうか？
乳歯よりも大きな永久歯が生える際、十分なスペースがないと「ねじれ」や「ずれ」が起こり、そのまま生えてしまいます。
乳歯の時期は、前歯に隙間があるのが理想的ですが、この隙間がないと、永久歯は重なるようにして生えてきます。しかし、八重歯になってからの治療はとても大変。まずは犬前が生える頃（女子は９歳半・男子は10歳）までに前歯４本をきれいに並べることが、優先すべき課題です。
そのためには、やはり７歳頃（小学校１～２年生）から矯正治療を始めるのが理想的。犬歯が生え始める９歳ないし10歳までには約２～３年の期間がありますので、治療期間としては十分です。「うちの子はまだ大丈夫」と安易に判断せず、まずはお気軽に歯並びの相談にお越しください。
とはいえ、本当に重要なポイントは「前歯が重なってしまった理由」を考えてあげることです。前歯が重なって生えてくる原因は、やわらかく、細かく、薄く調理された食事ばかりで、普段から前歯で噛み切る食事を行っていないことが考えられます。噛むことはあごへの成長刺激となるので、噛む回数が少なくてあごへ成長刺激が届かない場合、本来の大きさのあごに成長できなくなってしまうのです。
「噛む」という行為は、お子さまの成長に欠かせません。親御さまは「子どものため」と調理法を工夫されるのだと思いますが、たまには大きな具材の手抜き料理も良いのではないでしょうか？
小児矯正なら、歯を抜かない治療も可能です
当院では、なるべく歯を抜かない小児矯正をご提案しております。特に下の歯を抜いてしまうと、呼吸機能の低下などにつながる可能性があるためです。お口や体の健康に影響するような治療は避けるべきだと私たちは考えます。
お子さまの場合は、あごの成長を利用して矯正治療を進めていくことができます。小学生になったら、ぜひ歯並びの相談にお越しください。
小学生になったら相談！
歯並びが乱れる原因のひとつに、あごの成長が足りないことが挙げられます。しかし成長段階にあるお子さまの場合、あごの成長を促すことで歯が並ぶスペースを確保することができます。早い段階で治療をスタートすることで、歯の成長とともに自然に歯並びを整える治療ができ、大人になってからの治療期間を短縮することが可能です。
歯並びが悪くなってからの治療は、お子さまの負担になってしまいます。矯正治療をする・しないに関係なく、当院では永久歯が生えそろう前の歯並びチェックをオススメしています。お子さまが小学生になった頃に、ぜひ一度ご来院ください。
万が一矯正治療が必要になったら、取り外し式の装置を使ってあごの骨の成長を促したり、お口周りの筋肉のバランスを整える治療を行っていきます。
もちろん、大人の矯正でもなるべく歯を抜かない、体に負担の少ない治療を提案しておりますので、年齢などは気にせず、お気軽にご来院ください。
費用（税別）
| 相談料 | 無料 |
| 精密検査 | 30,000円 |
| １装置につき | 66,000円 |
※大体１～４つの矯正装置が必要となることが多いです。その場合、66,000円×４装置で、総額約264,000円（税別）となります。
※患者さまのお口の中の状態によって、必要な装置の数は変わります。
| 処置料（処置を行ったときのみ 500円～5,000円 通常は再診料の2,000円 | |
|---|---|
| ワイヤー移動・床の調整・ボタンセット | 500円～1,000円／個 |
| 型取り（新しい装置を作成する際、新製しない型取りは半額） | 1,000円 |
| ワイヤー交換（アダムス・唇側線） | 2,500円 5,000円 セット後2か月以内は半額 |
| パノラマレントゲン撮影 | 3,000円 年1回程度歯牙の交換の確認のため |
| バイオセラピー用器具（訓練用器具）その他（必要に応じて） | ケース：500円、タッチスティック：200円、パナリング：1,000円 トジロークン、アゲロークン：2,000円、リットレメーター：4,000円 |
| さらなる治療（II期）が必要な場合は、事前に必ず説明しますので、ご安心ください。 | |
| 金属ブランケット矯正 | 15,000円／（歯） |
| ブランケット・ワイヤー交換等 | 5,000円 |